〜森琴石 小画帖〜 より
◆倪 旭華 (げい きょくか)
※倪旭華の伝歴は不明
- 落款
- 光緒四年仲冬升如 倪旭華 作於申浦客次 印=響泉?
- (明治11年11月 / 倪旭華が上海で描く / 印の響泉は森琴石の印)
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◆張 子祥 (ちょう ししょう)
※張子祥(1803ー1886)=名熊・字壽甫・号子祥・別号鴛湖外史、鴛湖画隠、鴛湖老人等・浙江嘉興人
- 清代後期の画家。浙江省秀水の人。字は子祥、号は鴛湖外史。山水・人物画をよくしたが、特に鮮麗な色彩の花卉画に優れた。長く上海に住し、蘇杭・上海で流行した鴛湖派と称される画風を確立した。また、書は隷書に優れ、詩詞をよくした他、金石・書画の収蔵でも知られた。光緒12年(明治19・1886)歿、83才(思文閣人名辞典)。
- 落款(部分)
- 戌寅小春月上浣七十六老人子祥緒?熊 印=栞石他
(明治11年10月上旬 / 76歳、張子祥が描く)
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当HP「資料・書簡:清国人からの書簡 / 衛鋳生・・明治18年8月27日」に名が出る。
右下方の印は、森琴石作品に良く見る印(森琴石の印譜は、森琴石画集でご紹介します)
◆楊 伯潤 (よう はくじゅん)
※楊伯潤=字佩甫・號茶禪,別號南湖外史,浙江嘉興人・詩が巧みで書画に優れる
- 落款(部分)
- 右 戌寅冬十一月擁燭寫於語石齋 楊伯潤 印=栞石
左 南湖外史伯潤并題 印=響泉
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