「かぼちゃ/ あのな 掬水庵漫筆」 について
★3つ目まで=「あのな第3集 丙寅1月号9頁、あのなの始」 に記載
★肥田溪楓の個人雑誌。
★大正2年、大阪の歴史・風俗・故実を研究する事を目的として発案された。
★賛同者
◇渡辺霞亭(名古屋生まれ・名は勝・新聞記者・大阪朝日新聞社時代に多数の連載小説を書く・書画骨董に造詣が深い)
◇渡辺虹衣(本名渡辺源三・骨董研究の大家)
◇川崎巨泉(おもちゃ絵画家・堺生まれ・中井芳瀧に学ぶ)
◇木村旦水(古書店兼出版社だるまやの経営者)
◇相野青牛 など
★大正3年にスタートすべく渡辺霞亭に頼んで、宣伝文を書いてもらった。
★大正13年2月11日に第1,第2号を発行、昭和5年6月11日の第78号まで続いた。1年分12冊が一集として合本されており、第6集まである。
★内容は連載「茄子と南瓜」・「もみぢかご」・「背戸の段畑」・「演劇控え帖」、大阪の出来事・歳時記・交流記録・肥田家一族の事・掬水庵日誌抄録・溪風文庫蔵書目録など、詳細且つ多岐に亘り、写真資料も豊富。当時を知る貴重な資料である。
★「平成15年6月」で記述の”肥田晧三氏”は 肥田家のご一族です。
◆「かぼちゃ/ あのな 掬水庵漫筆 6集」は、大阪府立中之島図書館・郷土資料−貴重図書「楓文庫」に所蔵されています。
◆「かぼちゃ あのな」 の題名は、
子供の遊び唄 ”どちらにしようかな 天の神様の言うとおり あのなのかぼちゃ・・・・・・・”を文字ったものと思われる |