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『薔薇栽培新書』=はるまき氏(高知市・薔薇愛好家・園芸史研究家)のホームページ《Rose-colored Glasses》の中、<史料と資料 1900〜1909年>2番目に紹介されています。
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<薔薇栽培新書 明治時代の薔薇陳列會 京都・大阪>=下記アドレスの中ほど以下にあります。http://bitter.sweet.coocan.jp/contens/wamei/X.html
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注1 |
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- 森琴石自宅庭園=写真:平成19年9月【1】注3
- ●森琴石居宅について
- 養父猪平の本籍伏見町を本拠とし、銅版画工房<響泉堂>を構えていた頃は、南本町(2回)・高麗橋(2回)を住所としている。明治10年代の清国人との筆談では、住所を東区伏見町と書いている。伏見町の自宅の離れで、胡鉄梅などの清国人を逗留させていたと伝えられている。明治31年頃、庭園写真にある北区高垣町に移ったようだ。因みに高麗橋の居宅は、その後「キリスト教会(現存)」となり、その隣には現在料亭「吉兆」がある。
★森琴石の最後の棲み家、北区高垣町の居宅は、「正法寺」の敷地の一部、280坪をを借り受けて、長男雄二が父琴石の為に建てた。明治末期頃、北区の区画整理に伴い、80坪減歩(げんぷ・減らされる事)された。薔薇(ばら)を地植えしていた敷地も含まれていたと思われる。正法寺では、昭和2年「森琴石第7回忌遺墨展」が開催された。正法寺は、昭和20年、空襲で全焼。先に避難させていた<ご本尊>を除き、殆どが焼失したという。戦後、近郊の豊能郡(現大阪府豊中市東豊中町)に移転し、現在に至る。
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注2 |
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- 慶応年間頃の森琴石肖像写真=「平成19年7月【2】注4」・「作品紹介:その他」
(ガラス版裏面には、慶応三年頃と書かれている)
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注3 |
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- 明治期の大阪での薔薇栽培や歴史について=薔薇愛好団体や関係諸機関に問い合わせしましたが、この分野については全く調査されていないようだ・・・・・・という回答でした。
日本の三大植木産地<摂津国川辺郡長尾村>=現兵庫県宝塚市山本※
※山本の植木産業については、http://www.kiis.or.jp/kansaida/takarazuka/takarazuka06.html をご覧ください。 |
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注4 |
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- 牧野富三郎が訪問した園芸家=はるまき氏(高知市・薔薇愛好家・園芸史研究家・平成19年9月記述)の調査による。
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注5 |
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薔薇が描かれた森琴石の作品
掲載ご協力者=中嶋昌二氏(美濃焼き窯元)・熊谷正三氏(美濃焼き窯元)
画像ご提供者=黒田正直氏(岐阜県土岐市 妻木八幡神社禰宜)
「平安長春図」
明治36年(1903)/ 紙本淡彩 /中嶋昌二氏蔵
落款=癸卯初春寫於読画廬 栞石 |
ばら:拡大部分 |
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(130.1× 52.7cm)
しのだけ(篠竹)・ばら |
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「花卉小禽図」
明治35年(1902) /紙本著色/熊谷正三氏蔵
落款=壬寅秋日寫於東農妻木宿次 栞石 (妻木で描いた作品)
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ばら:部分拡大 |
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(128.7× 51.6cm)
白梅・金木犀・小菊・ばら・春蘭 |
薔薇の種類は<明治の5名花>のひとつ天国香か? |
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土岐市妻木の森琴石作品=「解説:美濃焼きと森琴石」・「平成14年9月」・「平成15年8月」 |
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注6 |
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「花外楼」作品=「平成19年6月」に記述 |
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注7 |
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『成子(なるこ)氏煎茶会図録学稿』
(明治33年8月/全41枚の綴じ稿本)
表紙 |
3頁目 |
5席:盆栽展観 |
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(23,5cmx21.5cm) |
(39cmx15,5cm) |
(17cmx25cm) |
讀畫盧(印)
明治卅三年圭月
成子氏※煎茶會圖録学稿 |
己酉之夏寫 梅逸亮(書き印2つ)
(梅逸の画を森琴石が縮図したもの) |
- 構成
- ○表紙
○「菊花・小禽図」 明治卅三年夏日寫挙 山名友石 → 画像不鮮明の為掲載不可
○「松鶴図」 己酉之夏寫 梅逸亮(印印)→ 山本梅逸の事
○置物などの極精密図(19枚の薄紙に描かれている)
薄紙の次=和紙21枚に描かれたもの
○第一席 置物の図 茶席全体図
○第二席 置物の図
○第三席 室内見取図(?)
茶席庭園図(全体、部分)
庭園と邸外の風景図
○第四席 茶席図など(置物いろいろ、丁丑年用■の文字など)
○第五席 茶席図など(軸や茶器、置物などいろいろ)
別に七枚綴じのもの=第五席 群芳 三樹園□□ と書かれている
※成子(なるこ)氏については目下不明。学稿には姓名の下の名前の記述が無い。煎茶の盛んな泉州(現在の大阪府阪南・泉南市)に多い姓とも聞く。 |
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注8、注9 |
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森琴石の本草画風の下絵や画稿、森琴石の代表三著書での薔薇図などは、後月に一部ご紹介の予定です。 |
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注10 |
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- 「天香園文庫」について
- 「天香園」は、小山源治氏の号名。天理大学附属図書館に、本草書、国書類300冊を寄贈した。
「天香園文庫」と名付けられてはいるが、300冊の書誌類は、一般図書・貴重図書の各分野に所蔵され、「天香園文庫」名では、小山氏蔵書本は探し出す事は出来ない。
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