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森琴石の備忘録類には、阪田を酒田などのように、同音異字で書かれている事がしばしばあり。 |
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注1 |
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奈良には、阪田一郎という書肆「阪田購文堂」がおり、阪田作次郎は一族と思われる。
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「阪田作次郎」と同一人と思われる「坂田朔二郎」は、静間密編 「坂田購文堂蔵版、萬國地誌畧名稱訓」という周防(山口)の教科書を出版している。奥附には「編輯人 山口縣士族 靜間 蜜」、出版人は、「堺縣平民 坂田朔二郎」とあり、奥附の左端下には、小さく「銅刻・? 石田・・・・」の文字が見える。
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注2 |
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「阪田購文堂」の出版書物は相当数にのぼり、響泉堂刻「奈良名所独案内 全」の編さん者、「金澤昇平」編による書誌も数種出版している。
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注3 |
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奈良市は、明治9年に奈良県が廃止されて堺県に組み込まれ、同14年に又大阪府に併合された。奈良県となったのは明治20年(1887)である。
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注4 |
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森琴石編「小学生徒必携日本地誌略附図」=小学生用地図教科書
- 扉
- 森琴石編輯・左海書肆・双鶴堂鈴木久三郎出版・明治十年第一月・大阪響泉堂銅鐫
- 奥附
- 編集人:森琴石(大阪府平民・第一大區八小區南本町四丁目第三十四番地)
出版人:鈴木久三郎(堺縣下平民・和泉區第一大區一小區大島郡堺神明町四十六番地)
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注5 |
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「修冊 近古史談 字類大全 完」 奥附
明治17年7月15日刻成
●校閲者:高木展為(大阪府士族・大阪府下和泉國堺區寺地町西三丁二十九番地)
●編輯人:酒井門次郎(大阪府平民・大阪府下河内國石川郡一須賀村拾七番地 酒井栄吉方同居)
●出版人:小倉常七(大阪府平民・大坂府下和泉國堺區九間町八拾番地)
◆高木展為、小倉常七について:堺市立図書館で調査頂いたが、堺市での資料からは不明であったが、その後の調査で「高木展為」は、彦根出身と判明。小倉常七については不明のまま。 |
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- 森琴石の、明治8,9年頃の備忘録については
- リンク情報:「地図-阿波国全図」
「平成16年7月■1番目 注1 ◆メモA」をご覧ください。
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