平成10年10月~現在まで、森家での調査などをご紹介します
■ | 森琴石と親交のあった「胡 鉄梅 こ てつばい」の、明治18年12月島根県松江での足跡と思われる「書画合作」が、鳥取県の「渡辺 美術館(財)注1」に所蔵されている。「胡鉄梅」「田能村直入」「日下 部鳴鶴」「池田雲樵」「渡辺小華」「川村雨谷」「藤堂凌雲」など、10家が揮毫している。胡鉄梅は同じく明治18年12月、愛媛県の砥部でも砥部焼き「愛山窯」で画を描き、茶器や花瓶に染付けをしている 注2。 |
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■ | 同渡辺美術館には、明治44年6月頃の「池田桂仙」「田村宗立」「河村虹外」「秦金石」「森琴石」「小山雲泉」「山本梅荘」「鎌田梅石(森琴石門弟)」「永松春洋」「大江良起」「加藤英舟」など、35家による、さまざまな鳥を描いた「鳥合作画」が所蔵されている。京都を基盤に活動した画家が多いようだ。「石橋雲来 注3」が賛を書いている。 |
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■ | 京都市左京区の「泉屋博古館 せんおくはっこかん」には、森琴石の明治 36年作「四季山水画帖」が所蔵されている。題字は「日下部鳴鶴」 によるもの。 ◆森琴石と日下部鳴鶴は、渡部美術館の「書画合作」で揮毫している。 →最新情報「平成14年 11月」をご覧ください。 |
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■ | 森琴石門下生の一人「波多野華涯 はたの かがい注1 」は、「跡見花蹊 あとみ かけい」に画を学んだ後、瀧和亭、森琴石に画を学んだ。50歳半ばから岡山に移り住み画業に専念した。漢詩を良くし、朱印然などの清 国文人・石橋雲来とも交流が深かった。岡山県立美術館では、現在常 設特別陳列 「岡山ゆかりの女流南画家 波多野華涯展」が催されている。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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